テロリストのパラソル

予想外に面白い

 

テロリストのパラソル (文春文庫)
藤原 伊織
文藝春秋 (2014-11-07)
売り上げランキング: 75,753

 

なんとなく購入した書籍でしたが、予想外に面白い。
ある程度展開は読めますが、それでも過去と現在の繋がりのストー
リーが個人的には良い。
続編なんかあれば面白いと思う。
反面、この著者はあまり小説を書き慣れていない感じも受けました。
表現の仕方が独特なのかもしれないが、どうも微妙なシーンが多く
感じる。
それも入れても自分は良い作品だとは思う。
なので著者を調べてみました。

なんと既に亡くなっていました。
平成19年の5月なのでかなり以前に亡くなっていたんだな。

藤原 伊織氏

作品はあまり多くない様子なのでせっかく出会えた方なので、出版
された本を調べて読んでみようと思う。

 

 

 

 

贖罪を読んで

贖罪

仕事が早く終わり、時間があったので、本屋で適当な本を物色。
湊かなえは、告白が代表作だが、それ以降の作品は微妙。

 

 

 

文庫で読んでいなかったのと、読みやすいかと思い購入したが、正
直苦しいな。

 

贖罪 (双葉文庫)
贖罪 (双葉文庫)

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湊 かなえ
双葉社 (2012-06-06)
売り上げランキング: 7,151
 
 
 
 
作品の流れは、告白と同様に関係者一人一人のストーリーで、最後
にそれをまとめています。
けしてつまらない作品では無いが、初めてこの著者を読んだ人なら
評価は高いと思う。
しかし、何冊か読んだ自分としては告白があまりに成功し、その影
響から抜けられなくなってますね。
展開や作風も完全に告白と同様で、読んだ事がある人なら、感動は
全く感じないと思う。
この著者の次作品は期待出来んな。
本当に本を書き続けると言うのは大変なんだな。 

ハングを読んで

誉田氏の作品。

 

 

ハング (中公文庫)
ハング (中公文庫)

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誉田 哲也
中央公論新社 (2012-09-21)
売り上げランキング: 78,288

 

 

オーソドックスな作品で、誉田氏らしい表現は無いが、やはり読ま
せる文章でしたね。

一気読みしましたわ。

何気に新幹線に乗る前に、書店で目に入り購入したが移動中で完読
内容は面白いが、やはり誉田氏と言う期待があり、もうワンランク
上を描いて欲しかった。
自分の中では、ジウが最高傑作だったな。
また次回作に期待します。

看護師が流した涙を読んで

これはかなり重いですね。

 

 

看護師が流した涙
看護師が流した涙

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アドレナライズ (2013-03-01)
売り上げランキング: 83,511

 

なかなか解らない医療の世界を、解りやすく伝えています。
現場の看護師だからこそ書ける内容で、普段は患者からの立ち位置
でしか判断出来ない事が、看護師から見た景色が理解出来ました。
病気と戦って行く辛さ、家族の苦痛。
現実の世界があります。
癌と言う病気の、救い様の無い患者の最後の生き方。
またその患者と向き合う、介護する側の苦悩。

本当に考えさせられるし、読み続けるのが辛くなります。
いつかは必ず訪れる死について、考える事の恐怖、生きていると言
う事の感謝。
現実には死の準備もなく突然事故で死ぬかもしれないが、今を生き
ている事に感謝して、日々を頑張ろう。

デットウォーターを読んで

面白い(^.^)

 

初めての著者でしたが、予想以上に面白かったですね。
最初は初めての著者と言う事もあり世界観に入りずらかったのです
が、途中から慣れると、先の展開が非常に気になりました。

 

デッドウォーター (文春文庫)
文藝春秋 (2012-09-20)
売り上げランキング: 171,027

 

久し振りに良作に出会いました。
穂積とのやり取りは緊張しましたが、後半で無理やりまとめた感は
あるので少し残念です。
この著者は他も作品は結構ある様なので、暫くこの著者の作品を追
ってみます